プロのエンジニアになっても、最初の一年目はあまり重要な仕事はさせてもらえない。万が一バグを混入させてしまうと現場に混乱を巻き起こしてしまうからだ。相応の実力がないなら、プログラミングをさせてもらうことはできない。したがって、最初の一年目はほとんどがテスターとして過ごすこととなる。テスターというのは、プログラミングにバグがないかチェックする仕事である。テスターならプログラミングの能力が低くても問題がない上、本人の修行にもなるので一石二鳥である。
ただ、いつまでもテスターばかりしているわけにはいかない。職場では先輩方が懇切丁寧にプログラミングを教えてくれることもないので、休日を使って自分で勉強をしていくのが普通だ。エンジニアになって一年目は、休日の過ごし方によって成長スピードも違ってくる。一日でも早く戦力としてプログラミングをしていきたいなら、休日はリフレッシュのために充てるのではなくて、勉強に費やすのが正しい方法となる。中には働きながら専門学校に通って実践力を鍛えている人もいるぐらいだ。休日の使い方で、プログラマとしての成長も変わってくる点は知っておこう。業界で十年以上働き続けているベテランエンジニアの人も、休日には新しい知識を仕入れていることが多い。それだけ、仕事以外の部分での努力が大事になる業界だといえる。勉強になると思えば、休日に副業として別会社の仕事を請け負うのも選択肢の一つとして有力である。